JCA ニュース No.136

2018-03-11

技術を確認する場としての講習会

日本カイロ連盟 常任理事 梅津 実 先生

~~世の中が不景気だからと言って、みんなが不景
気なわけではありません。
こんな時こそ本物が見直されるときです。偽物は淘
汰され良い物や本物が復権するのです。
良い治療をするには、正しい技術を身につけなけれ
ばなりません。そのためには、連盟の講習をまじめに受けることが一番です。そして何度も
何度も繰り返して勉強をするしかありません。テクニックの練習はできても治療というもの
は練習ができません。
それだけに、いくらテクニック練習をしても、し過ぎることはないと私は思います。練習不
足なテクニックは自信を持って使うことができません。そんなことではいい治療はできませ
ん。
ですから何度も繰り返し講習会に出て(前にこのことは聞いたとか、同じ講習内容だとか思
っても、思う事と、身に付いているという事と、出来るという事とは違いますし)勉強する
以外にはない、と、私は思います。
繰り返して言いますが、テクニックを身につけるということは、ちゃんと治療に使えるとい
うことです。そのためには何度も何度も練習したうえで、どれくらいできているか確認しな
ければなりません。
ではどうやって確認するかですが、そのためにも講習会はあるのです。是非講習に出て、講
師の先生に見てもらうのです。自分で自分の事を正しく評価するのは大変難しいことです。
私も自信はありません。しかし見ることはできます。講師の先生もきっと同じだと思います。
****************************************************
昔こんなことがありました、何人かの先生と話をしている時、ある先生が自分はテクニック
はちゃんと出来ていると言ったのです(この発言の主は講師ではありませんが、治療の経験
は結構長いです)。
私も同席していました。酒の席でもあったので、思い切って私はその先生に、「残念ですが
一部のテクニックは、未熟なところがある」と言ってしまいました。
その先生は納得がいかなかったらしく、同席した講師の先生に意見を求めました。講師の先
生の意見は、残念ながら私と同じでした。
長い間治療も勉強もしていても自分のことは正しく理解できないいものだなあと、思いしら
された事でした。
ですから、皆さんも“自分はちゃんと出来ている”かどうか、講師の先生に聞いてみる、そ
んな講習会の使い方もあるのではないでしょうか?
ぜひ勇気をもってお試し下さい。~~

Copyright(c) 2017 日本カイロプラクティックス連盟 All Rights Reserved. Designed by