JCA ニュース No.137

2018-03-11

21 世紀の理想の
予防健康療法を目指して!



日本カイロ連盟 理事 内藤 茂樹 先生

ハナミズキの花の咲き誇る街角! 日々、山々の
新緑の風景が心地良い季節になりました。自然界においてもさまざまに新しい鼓動が聞こえてきま
す。南アルプスに生息する鹿達は、色々な木々の新芽(タラの芽など)を食べて、古い角を落とす
とされています。新しい季節への“ユンケル”が必要なんですね!
大学生の頃、親に「野菜を食べなきゃダメずら!」いつも口癖! 何とか頑張っても野菜炒めが精
一杯でした。それでも育ちましたよ茂チャンは。1間(6尺)まで成長いたしました。
しかしながら、人の体も成長期を過ぎ、40歳に達する頃には、世間で言う“退行性変化”と呼ぶ、
老化というスタンプを押され、いつしか自分自身も「しゃあないな」と納得してしまうところです。
先日、蒲田(本部)で、テーマの「膝関節症」の課題を進めていくさなか、気になった次の言葉が
浮かんできました。「摩耗してしまったものは元には戻らない」
でも上手に治療すれば、苦しみ、痛みは減り、停滞していた可動性が回復すれば、患者さんは喜び、
「先生、前より楽になりました」 私たちカイロプラクターの喜びは、この言葉を聞くことかなと
思いました。
膝に限らず、患部の硬縮、過緊張、フィクセーションに対して、大越勝衛先生は、とても大きな効
果を発揮して、昭和の時代から、北は北海道から南は沖縄まで奔走し、その技術(大越テクニック)
は人々の健康を守り、多くの疾病を良効に導いてくれました。
先生の唱えた「安全、無害のテクニック」は、これからも私の治療の目標であり、また先生のオリ
ジナルに、どれだけ近づけ、忠実に実行できていくか、大きな課題です。
~(中略)~
記憶に新しい三月に行われたWBC(ワールドベースボールクラシック)を思い出します。プロ野
球の選手が、少年期から厳しい競争の中から選ばれ一流の選手になるまで、気の遠くなるほどのト
レーニングを積んでいます。大成してからも『イチロー選手』のように、毎日若手の選手よりも早
い時間から出て練習し、そして結果を出す。
終わることのない生涯学習。同じことの繰り返し、それこそ大切なんですね。
最近のイチロー選手のCMで気になるフレーズがあり、インターネットで調べてみました。
「イチローはなぜ、同じ毎日をくり返しているのに未来をつくれるのか。確かな一歩の積み重ねで
しか、遠くへは行けない〜」
我々も、治療のエキスパート(職人)として、自信を持って躍進していくためにも、自分の診療室、
または毎月行われる研修会での勉強を有意義に活『臨床のイチロー』を目指しましょう!

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